第3回全国大会プログラムと参加要領

<日時場所>

日時:2002年9月14日(土)〜15日(日)

場所:中京大学名古屋キャンパス(名古屋市昭和区)
      
<第1日> 特別講演とワークショップ

<第2日> 研究発表とシンポジウム


受付時間:12時15分より


特別講演(9月14日(土)13:00〜15:00)(4号館431教室)
 講師  岡本 夏木(京都教育大学名誉教授)
 演題  『発達心理学的にみた言語の周縁』

学会総会 9月14日(土)15:00〜15:20 (4号館431教室)

ワークショップ 9月14日(土)15:50〜18:20 (4室同時進行)

『隠喩・換喩・提喩の関係と複合事象をめぐって』(3号館332教室)
◎森雄一(成蹊大学)
 多門靖容(愛知学院大学)
 籾山洋介(名古屋大学)

『Conceptual Overlap in Grammatical Constructions-その予備的考察』(3号館341教室)
◎西村義樹(東京大学)
 野村益寛(北海道大学)
 熊代敏行(慶應義塾大学)

『イメージスキーマと認知言語学:課題と実践』(3号館343教室)
◎深田智(英知大学)
 鍋島弘治朗(関西大学)
 野澤元(京都大学大学院)

『生態心理学的視点に基づく認知論的言語研究の可能性』(3号館344教室)
◎坂本真樹(電気通信大学)
 本多啓(駿河台大学)
 後安美紀(駿河台大学)

懇親会 9月14日(土)19:00〜21:00 (0号館2F学生食堂1)

研究発表 9月15日(日)10:00〜14:20

(5室同時進行、発表25分、質疑応答15分・移動時間含む)
  第1発表 10:00〜10:40
  第2発表 10:40〜11:20
  第3発表 11:20〜12:00
   昼食  12:00〜13:00
  第4発表 13:00〜13:40
  第5発表 13:40〜14:20


第1室(0号館0701教室)

司会 吉川 寛(中京大学)
10:00 岡本雅史(東京大学大学院)
    「認知的逸脱に基づくアイロニー発話のタイポロジー」
10:40 鍋島弘治朗(関西大学)
    「領域を結ぶのは何か−メタファー理論における価値的類似性と構造的類似性−」
11:20 谷口一美(大阪教育大学)
    「類似性と共起性−メタファー写像、アナロジー、プライマリーメタファーをめぐって−」

司会 早瀬 尚子(大阪外国語大学)
13:00 小島隆次(京都大学大学院)・楠見孝(京都大学)
    「イメージスキーマOverの3次元コンピュータグラフィックを用いた心理学的検討
13:40 Djumali ALAM(東京大学社会科学研究所)
    「用法依存モデルにおけるスキーマの動的構成−「実体化」と「再利用性」に関する一考察−」

第2室(0号館0702教室)

司会 北野 浩章(愛知教育大学)
10:00 魏 聖銓(学習院大学大学院)
    「あと、さき、まえ、うしろ」―プロトタイプ的意味と意味転用―」
10:40 碓井智子(京都大学大学院)
    「空間から時間へ−「あと」(跡・後)の認知的観点からの考察−」
11:20 岡 智之(湖南大学外国語学部日本語専攻)
    「「時間と存在」―その言語範疇化」

司会 村尾 治彦(熊本県立大学)
13:00 尾谷昌則(大阪外国語大学非常勤講師)
    「主体化に関する一考察:接続詞「けど」の場合」
13:40 進藤三佳(独立行政法人通信総合研究所)
    「Subjectification: A Cognitive Process Underlying Semantic Extensions」

第3室(0号館0703教室)

司会 中村 渉(東京電気通信大学)
10:00 平田孝夫(大阪外国語大学大学院)
    「中国語文における“分句”の連接」
10:40 宮崎葉子(東京大学大学院)
    「「まねき猫の右に花瓶がある」などの多義文の解釈と空間認知の関係」
11:20 江副 美智子(北海道大学大学院)
    「日本語の条件表現の使い分け」

司会 高橋 英光(北海道大学)
13:00 馬場典子(名古屋大学大学院)
    「動詞「きれる」の意味分析」
13:40 鷲見幸美(中部大学)
    「使役移動動詞の使用について」

第4室(0号館0704教室)

司会 金杉 高雄(南大阪大学)
10:00 杉浦秀行(淑徳中学高等学校)
    「道具主語の制約に関する一考察―行為連鎖の視点から」
10:40 古牧 久典(東京工業大学大学院)
    「英語の転換動詞におけるブレンディング:コーパス・英語辞典から考察」
11:20 山口和之(日本体育大学)
    「[到着点]を中心とする意味のネットワークに関する一考察」

司会 守屋 哲治(金沢大学)
13:00 北村 久(北海道大学大学院)
    「参照点構造と談話内での不定名詞句の照応」
13:40 今井新悟(山口大学)
    「指示詞領域の決定要因」

第5室(0号館0705教室)

司会 熊代 敏行(慶應義塾大学)
10:00 笠貫葉子(東京大学大学院)
    「A Schema-Based Analysis of Martin Waddell’s The Tough Princess」
10:40 安田達弘(フリー)
    「言語認知における発話運動スキーマと実際の発話運動能力との整合性−軽度な運動失語」
11:20 小田弘美(HP研究所)・武井朗子(日本大学)
    「Gesture Language Gameを用いたAnalog-building Processの研究」

司会 古賀 恵介(福岡大学)
13:00 井筒美津子(北海道大学大学院)
    「『the+形容詞』−その集合名詞的性質と照応表現との連続性について」
13:40 大友麻子(東北大学大学院)
    「mayの2つの用法と命題文の認知的関係について」


シンポジウム(9月15日(日)14:50〜17:30)(4号館431教室)

『言語習得と認知言語学―認知科学の関連領域からの展望』

 司会 山梨正明(京都大学)
 講師 内田伸子(お茶の水女子大学)
    「数助詞の獲得過程−環境からのインプットか生得的な制約か」
 講師 正高信男(京都大学)
    「言語習得における身体性とモジュール性に関する実験的研究」
 講師 藤井聖子(東京大学)
    「言語習得研究への構文理論的アプローチ」


<参加申し込み>

費用:

会員(一般・学生共通)

非会員(一般)

非会員(学生)

参加費

無料

4000

2000

予稿集(実費)

1000

2000

2000

1000

6000

4000

ご参加を希望される方は上記金額を下記にお振り込み下さい。その際、大会参加費・予稿集と内訳を備考欄にお書き下さい。なお会員には別途、学会論文集(年刊)を無料にて配布します。

郵便振替口座:

口座番号:00990-0-175250
口座名称:日本認知言語学会
 
締め切りは8月15日までですが印刷準備の関係上、多少の遅れ(8月25日頃まで)であれば間に合う見込みです。事前振り込み分につきましては予稿集を確保します。また、事前払い込みをされた方が当日ご出席出来なかった場合は、学会論文集とともに後日郵送でお届け致します。


中京大学(八事キャンパス)へのアクセス:
 JR名古屋駅から、地下鉄「東山(ひがしやま)線」の藤ヶ丘行きに乗車、次の伏見駅で、「鶴舞線」の赤池方面行きに乗り換え、八事(やごと)駅で下車。名古屋駅から伏見駅まで約2分、伏見駅から八事まで約15分。名古屋駅から八事まで260円。八事駅から中京大学まで徒歩1分。

・参考ホームページ: 交通案内  キャンパスマップ



全国大会、研究発表・ワークショップ発表者公募について

本年9月14日、15日の両日、中京大学(名古屋市・昭和区)にて開催されます当学会の第3回全国大会における研究発表およびワークショップ開催の公募を致します。
研究発表あるいはワークショップ開催を希望される方は、発表要旨または計画要旨を以下の要領にて事務局宛に送付の上、ご応募下さい。

1. 応募資格
原則として当学会員であること。ただし応募時に会員登録をすることもできます。当ホームページの会員登録方法に沿ってご登録下さい。

なお、当学会は昨年の総会にてご承認頂きましたように、『今年度より会費制を導入いたします』。詳細は4月中にアナウンスいたしますので、当学会のホームページをご参照の上、現会員の皆様も改めて手続き、会費の納入をお願い申し上げます。よろしくご協力のほどお願い申し上げます。

2. 提出書類
研究発表の発表要旨またはワークショップ計画要旨を、日本語で2000字、英語の場合は800語にまとめたものを提出してください。いずれもタイトルを文頭に付して下さい。

3. 提出方法
手違いを防止するために、同じ内容のものを電子メールと通常郵便の両方でお送り下さい。電子メールを使用できない会員の方は通常郵便にその旨明記の上、通常郵便のみお送り下さい。お手数をおかけいたします。

【電子メール】の場合:
発表者またはワークショップ代表者・参加者の氏名・所属・連絡先(住所・電話・メールアドレス)を漢字かな全角・英数字半角文字にてそれぞれの項目の最後に全角カンマを入れたヘッドをつけ、添付書類ではなく、テキストメールとして事務局アドレスまでお送り下さい。(下記例を参照)その際、ヘッドと本文の間に ----------- を入れてください。

<例>
山田太郎、
国際大学国際学部、
東京都千代田区1-1-1、
03-3000-0000、
taro-yamada@kokusaidaigaku.ac.jp、
-------------------
(研究発表題目)アナロジの多重制約理論について

本発表は.....


【通常郵便】の場合:
上記と同様のものをプリントアウトしたものを事務局宛に通常郵便にてお送り下さい。できる限りA4版をご使用下さい。

4. 提出先
E-mail: jcla(at)nifty.com
郵便宛先:〒223-8521 横浜市港北区日吉4-1-1
     慶應義塾大学新研究棟 辻 幸夫研究室気付
     日本認知言語学会事務局 宛

5. 提出期限
電子メール及び通常郵便いずれも【5月31日】必着。

6. 結果通知
査読委員会にて厳正に選考の上、応募者に対し、6月15日前後に電子メールまたは通常郵便にて採用の可否をご連絡します。

なお、発表者ハンドアウトは昨年同様予稿集として事前に印刷致します。予稿集原稿の締め切りは7月31日となりますので視野に入れておいて頂けますようお願い申し上げます。