言語類型論は語順や格標示など言語の「部分的」な特徴の通言語的分析に基づいて、世界の言語の(全体的)類型化を行ってきた(例:Grammatical Word Order Language vs. Pragmatic Word Order language (Thompson 1978) )。【講師】
言語表現の類型化を行うことによって言語表現が表す意味・機能の類型化が可能になり、言語類型論と認知言語学、社会言語学との融合的領域である「認知類型論(堀江・パルデシ 2009)」「社会言語学的類型論 (Trudgill 2011)」といった研究分野も創発してきた。
本シンポジウムは、国際的に研究活動を展開している3名の研究者に登壇いただき「言語表現の類型化、言語の類型化」に関わる多様な研究動向のうち、「移動/状態変化表現(motion/change-of-state descriptions)」「体言化(nominalizations)」「引用(quotation)」という3つの機能領域において最新の研究成果を発表いただき、「言語/表現の類型化」に関わる研究の多様性、領野の拡がりの一端に触れていただくことを目的としている。(堀江 薫)
① 複数のプログラムに応募する場合は「研究発表2件」「ポスターセッション2件」「研究発表、ポスターセッション、ワークショップから異なる発表形態2件」のいずれかとする。
② ただし、「研究発表・ポスターセッションの筆頭発表者」または「ワークショップの代表者」になれるのは、そのうち1件のみとする。
【注意】なお、発表内容は大会時点で未発表のものに限ります。(未発表の内容であっても、他学会の発表または研究雑誌等に応募中のもの、他学会で発表または研究雑誌等に掲載が予定されているものも重複して申し込むことはできません)。また、図表やデータを扱う場合は、出典や著作権に十分留意してください。以上、発表に関しては、研究倫理に反する行為が疑われないよう十分に注意してください。
大会時に公開する『予稿集』や発表内容に基づく翌年発行の『日本認知言語学会論文集』への掲載は「任意」ではありません。予稿集は「配布資料が参加者に行き渡るようにすること」、論文集は「研究成果が学会員に周知されること」を主な理由に刊行しています。この点をご理解いただき、応募くださいますようお願い申し上げます。(なお、『論文集』に掲載された研究内容でも十分な加筆と修正が認められれば学会誌『認知言語学研究』に投稿することも可能です)。
「日本認知言語学会第26回全国大会の応募に関するお知らせ」の「(1)応募資格について」もあわせてご覧ください。
「JCLA発表申し込みフォーム」をダウンロードして、必要事項を記入の上、WORD形式でメールに添付してください。ダウンロードはココをクリックしてください。
[B]「発表要旨」添付ファイル(PDF形式)「発表要旨」は、A4判で「タイトル」「本文」「主要参考文献」の順で作成してください。分量は、研究発表、ポスターセッション、ワークショップいずれも、日本語の場合は2,000字、英語の場合は800語以内とし、本文の末尾に字数(語数)を括弧書きで明記してください。ただし、この字数(語数)に図表や参考文献は含みません。なお、図表はあくまで理解の補助を目的とするため、最小限の分量に留めてください。作成した発表要旨はPDF形式でメールに添付してください(※[A]はWORD形式、[B]はPDF形式であることに注意してください)。
※ 字数(語数)は「校閲」の「文字カウント」の単語数に従うこととする。この単語数はワード文書の左下にも表示されている。WORDの「ファイル」>「情報」>「文書の検査」>「ドキュメント検査」を実行 >「ドキュメントのプロパティと個人情報」の「すべて削除」を実行。この操作を行ったうえで、PDF形式で保存する。(※バージョンによって多少異なる場合がある)。
※ なお、本大会の「日本認知言語学会奨励賞」の有資格者は、「2025年3月31日時点で学部もしくは修士課程(博士前期課程)に在籍している者」、または「2025年3月31日時点で修士課程(博士前期課程)を修了している者は、2015年4月1日以降に修士課程(博士前期課程)を修了した者」です。