第26回全国大会のシンポジウムについてNew

 第26回全国大会(2025年度)のシンポジウムは、「言語と言語表現の類型化をめぐるポリフォニー-移動/状態変化表現・体言化・引用-」をテーマに次の先生方がご登壇くださることとなりました。

【テーマ】
 言語と言語表現の類型化をめぐるポリフォニー-移動/状態変化表現・体言化・引用-

【概要】
 言語類型論は語順や格標示など言語の「部分的」な特徴の通言語的分析に基づいて、世界の言語の(全体的)類型化を行ってきた(例:Grammatical Word Order Language vs. Pragmatic Word Order language (Thompson 1978) )。
 言語表現の類型化を行うことによって言語表現が表す意味・機能の類型化が可能になり、言語類型論と認知言語学、社会言語学との融合的領域である「認知類型論(堀江・パルデシ 2009)」「社会言語学的類型論 (Trudgill 2011)」といった研究分野も創発してきた。
 本シンポジウムは、国際的に研究活動を展開している3名の研究者に登壇いただき「言語表現の類型化、言語の類型化」に関わる多様な研究動向のうち、「移動/状態変化表現(motion/change-of-state descriptions)」「体言化(nominalizations)」「引用(quotation)」という3つの機能領域において最新の研究成果を発表いただき、「言語/表現の類型化」に関わる研究の多様性、領野の拡がりの一端に触れていただくことを目的としている。(堀江 薫)
【講師】
 企画・司会: 堀江 薫先生(愛知大学)
    発表: 松本 曜先生(名古屋外国語大学/国立国語研究所)
    発表: プラシャント・パルデシ先生(国立国語研究所)
    発表: 遠藤 智子先生(東京大学)


第26回全国大会の応募に関するお知らせ (印刷用はこちらのPDFファイルをご利用ください。)New

(1)応募資格について
 全国大会での発表に応募できるのは会員に限ります。ただし、「研究発表」「ポスターセッション」では筆頭発表者、「ワークショップ」では代表者が会員であれば、他の発表者は会員である必要はありません(※非会員は、研究発表・ポスターセッション・ワークショップの登壇者であっても大会参加費が必要です。事前の振り込みにてお支払いください)。

 【会員資格について】

(2)発表応募区分について
 発表応募者は次の4つの発表応募区分の中から一つを選択して応募してください。「2.研究発表とポスターセッション」を選択した場合は、研究発表が不採用であった場合でもポスターセッションに採用される場合があります。別途掲載の応募要領にて応募の注意事項をご確認ください。

  1.研究発表のみ
  2.研究発表とポスターセッション
  3.ポスターセッションのみ
  4.ワークショップ

(3)申し込み件数の上限について
 研究発表等の応募において、1人が多くの発表に加わることはプログラムの編成に不都合を生じさせることがあるため、申し込み件数に制限を設けています。

① 複数のプログラムに応募する場合は「研究発表2件」「ポスターセッション2件」「研究発表、ポスターセッション、ワークショップから異なる発表形態2件」のいずれかとする。
② ただし、「研究発表・ポスターセッションの筆頭発表者」または「ワークショップの代表者」になれるのは、そのうち1件のみとする。

 単独の研究発表・ポスターセッションでは自動的に筆頭発表者となります。また、ワークショップで、代表者(司会者)が発表者を兼ねることは差し支えありません。また、ワークショップへのディスカッサント(研究発表をしないコメンテーター)としての登壇については1人1件のみといたします。なお、シンポジウムへの登壇は、公募ではないことから別枠扱いとします。上限を越えての申し込みが合った場合は、すべての申し込みを無効とします

(4)タイトルと登壇者の確定について
 『予稿集』や『論文集』に掲載される原稿では、研究発表・ポスターセッション・ワークショップ申し込み時の発表者やタイトル(副題および記号類を含む)を変更することはできません(大会実行委員会から変更を求められた場合を除く)。不正な変更や誤記がないよう十分にご確認ください。なお、不正な変更が認められた場合には、編集委員長の裁量により発表申し込み時のタイトルを掲載するものとします。
 ※ 発表言語を英語として申し込んだ場合、「発表要旨」『予稿集』「会場での発表・質疑応答」『論文集』のいずれにおいても英語を使用することになります。

(5)所属の表示について(英語での発表の場合、英語表記)
 次の表記によって学生(大学院生・学部生)と非学生を区別することにします。
 ・一般会員で、学部、センター等に教職員または研究員として所属している場合......○○大学
 ・一般会員で大学院、学部、センター等に非常勤教職員として所属している場合......○○大学[非常勤]
 ・一般会員で所属のない方...                        ...フリー
 ・学生会員で大学院に学生(研究生等を含む)として所属している場合...    ...○○大学[院]
 ・学生会員で学部に学生(研究生等を含む)として所属している場合...     ...○○大学[学部]

(6) 「日本認知言語学会奨励賞」への応募について
 「日本認知言語学会奨励賞」に応募を希望される方は「日本認知言語学会奨励賞に関する細則」(『日本認知言語学会奨励賞』のページ参照)を読み、応募資格を確認した上で、発表応募時に「JCLA発表申し込みフォーム」にてお申し込みください。(※ 研究発表応募受付後に「奨励賞」を申し込むことはできません)。
 ※ なお、本大会の「日本認知言語学会奨励賞」の有資格者は、「2025年3月31日時点で学部もしくは修士課程(博士前期課程)に在籍している者」、または、「2025年3月31日時点で修士課程(博士前期課程)を修了している者は、2015年4月1日以降に修士課程(博士前期課程)を修了した者」です。


第26回全国大会の研究発表・ポスターセッション・ワークショップ公募について (印刷用はこちらのPDFファイルをご利用ください。)New

 日本認知言語学会第26回全国大会の研究発表・ポスターセッション・ワークショップを公募いたします。公募日程は下記の通りです。

   発表申し込み期間   2025年4月2日(水)~5月2日(金)
   採否通知       2025年6月中旬~下旬
   予稿集原稿締切    2025年7月23日(水)(締切厳守)
   論文集原稿締切    2025年12月12日(金)

 研究発表の時間は35分(発表25分、質疑応答10分)です。ワークショップの枠は2時間半程度の予定です。発表を希望される方は、研究発表・ポスターセッション・ワークショップの発表要旨を以下の要領で作成の上、ご応募下さい。言語学プロパーの研究のみならず、認知言語学に関わる様々な隣接分野の研究についても歓迎します。必要に応じて、関連分野の専門の方に査読を委託することを含めて対応しますので、ふるってご応募ください。なお、本学会では、会員に資することを目的とし、研究発表やワークショップなどを招聘することがあります。


1.応募資格
 学会員であること。ただし、応募の時点までに入会手続きをとれば応募は可能です。
 共同研究者がいる場合やワークショップなど複数名で応募する場合は、筆頭発表者または代表者が会員であれば応募可能です。

【注意】なお、発表内容は大会時点で未発表のものに限ります。(未発表の内容であっても、他学会の発表または研究雑誌等に応募中のもの、他学会で発表または研究雑誌等に掲載が予定されているものも重複して申し込むことはできません)。また、図表やデータを扱う場合は、出典や著作権に十分留意してください。以上、発表に関しては、研究倫理に反する行為が疑われないよう十分に注意してください。

大会時に公開する『予稿集』や発表内容に基づく翌年発行の『日本認知言語学会論文集』への掲載は「任意」ではありません。予稿集は「配布資料が参加者に行き渡るようにすること」、論文集は「研究成果が学会員に周知されること」を主な理由に刊行しています。この点をご理解いただき、応募くださいますようお願い申し上げます。(なお、『論文集』に掲載された研究内容でも十分な加筆と修正が認められれば学会誌『認知言語学研究』に投稿することも可能です)。

「日本認知言語学会第26回全国大会の応募に関するお知らせ」の「(1)応募資格について」もあわせてご覧ください。


2.提出方法
 応募は、原則として電子メールのみです。電子メールの件名(subject)は、「JCLA発表申し込み」とし、メールの本文にテキスト形式で「発表タイトル」と申し込み者の氏名を書いてください。その上で次の2つの文書([A]「JCLA発表申し込みフォーム」と[B]「発表要旨」を電子メールに添付してください。

[A]「JCLA発表申し込みフォーム」添付ファイル(WORD形式)

「JCLA発表申し込みフォーム」をダウンロードして、必要事項を記入の上、WORD形式でメールに添付してください。ダウンロードはココをクリックしてください。

[B]「発表要旨」添付ファイル(PDF形式)

「発表要旨」は、A4判で「タイトル」「本文」「主要参考文献」の順で作成してください。分量は、研究発表、ポスターセッション、ワークショップいずれも、日本語の場合は2,000字、英語の場合は800語以内とし、本文の末尾に字数(語数)を括弧書きで明記してください。ただし、この字数(語数)に図表や参考文献は含みません。なお、図表はあくまで理解の補助を目的とするため、最小限の分量に留めてください。作成した発表要旨はPDF形式でメールに添付してください(※[A]はWORD形式、[B]はPDF形式であることに注意してください)。

  ※ 字数(語数)は「校閲」の「文字カウント」の単語数に従うこととする。この単語数はワード文書の左下にも表示されている。
  ※ 「発表要旨」には応募者の氏名や応募者が特定されるような情報を記載しないこと。とくに、PDFファイルの「文書のプロパティ」に「作成者」の情報が残っていることがあるので、必ず削除すること

  【参考:作成者情報を削除する方法】

WORDの「ファイル」>「情報」>「文書の検査」>「ドキュメント検査」を実行 >「ドキュメントのプロパティと個人情報」の「すべて削除」を実行。この操作を行ったうえで、PDF形式で保存する。(※バージョンによって多少異なる場合がある)。


3.英語による発表について
 本学会では英語による発表を推奨しています。英語で発表する場合は、会場での発表(質疑応答を含む)に際して英語のみを使用し、『予稿集』と『論文集』の原稿も英語で作成します。英語での発表を希望される方は、「JCLA発表申し込みフォーム」の「発表言語」で「英語」を選択し、「発表タイトル」の他、「発表者氏名」および「所属」も英語表記としてください。「発表要旨」についても英語で作成してください。


4.「日本認知言語学会奨励賞」への応募について
 「日本認知言語学会奨励賞」に応募を希望される方は「日本認知言語学会奨励賞に関する細則」(学会ウェブサイトの『日本認知言語学会奨励賞』のページ参照)を読み、応募資格を確認した上で、発表応募時に「JCLA発表申し込みフォーム」にてお申し込みください(※ 研究発表応募受付後に「奨励賞」を申し込むことはできません)。

※ なお、本大会の「日本認知言語学会奨励賞」の有資格者は、「2025年3月31日時点で学部もしくは修士課程(博士前期課程)に在籍している者」、または「2025年3月31日時点で修士課程(博士前期課程)を修了している者は、2015年4月1日以降に修士課程(博士前期課程)を修了した者」です。


5.注意事項
 一度受理された申し込みは、発表のタイトル(副題および記号類を含む)や登壇者等の変更はできません(大会実行委員会から変更を求められた場合を除く)。また、要旨を差し替えることもできません。研究発表・ポスターセッション・ワークショップで発表された内容は、翌年発行の『日本認知言語学会論文集』に掲載されますが、その論文集に英語で執筆する場合は、申し込み時の「JCLA発表申し込みフォーム」の「発表言語」で「英語」を選択し、「発表要旨」を英語で作成していることが必要です。


6.提出先
 電子メールの送り先は、jclaabstract2025[AT]gmail.comです([AT]の個所に@を代入してください)。

 適切に受理されたものは、担当者から電子メールにて連絡があります。
 「発表要旨受理」の返信は迅速にいたします。混乱を避けるため、5日間を過ぎても返信メールが届かない場合にかぎり、事務局(jcla-secretariat@2jcla.jp)を含めて、再度お知らせくださいますようお願いいたします。
 応募受付担当者および事務局は選考には関与しておらず、採否に関する質問は受けかねますのでご了解ください。


7.提出期間
  2025年4月2日(水)~5月2日(金)(最終日までに必着厳守)


8.結果通知
 査読委員会にて厳正に選考の上、応募者に対して6月中旬~下旬を目処に電子メールにて採否を連絡しますが、多少、通知が遅れる場合もあります。採択された方は、期限までに『予稿集』に掲載する原稿をご提出いただきますので、あらかじめご承知おきください。なお、プログラム編成は、全国大会実行委員会に一任いただくこととし、個別のご要望にはお応えできませんので、ご了承ください。


第26回全国大会の開催期日・開催校・開催方法についてNew

 第26回全国大会は、2025年8月30日・31日に、早稲田大学(東京都新宿区)にて、対面形式(一部プログラムについては同時配信)で開催いたします。詳細や最新情報は随時、本ウェブサイトでお伝えいたします。

  会場: 早稲田大学(東京都新宿区)
  期日: 2025年8月30日(土)~31日(日)