日本認知言語学会第14回全国大会プログラム


 日時: 2013年9月21日(土)~22日(日)
 場所: 京都外国語大学(京都市右京区) *会場へのアクセスはこちらをご覧下さい。
 会場: 教室配置図は『予稿集』に掲載されます。

 *プログラムの一覧表(PDF形式)をこちらからダウンロードできます。

  9月21日(土)
    9:30~    受付開始(1号館5階にて)
   10:00~12:20 ワークショップ(1号館)
   13:20~13:30 開会挨拶(7号館4階741中ホール)
   13:30~15:30 特別講演(7号館4階741中ホール)
   16:00~17:45 研究発表(1号館)
   18:10~20:10 懇親会(12号館LIBRE)

  9月22日(日)
    9:30~12:00 研究発表(1号館)
   12:30~13:30 ポスターセッション(1号館)
   14:00~16:40 シンポジウム(7号館4階741中ホール)
   16:40~16:45 閉会挨拶(7号館4階741中ホール)

   *書籍展示は、両日とも1号館6階です。

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9月21日(土)


   9:30~   受付(1号館5階にて)
  10:00-12:20 ワークショップ(4室同時進行)

 第1室(1号館151)
 「場の理論と日本語の文法現象」 → 概要(PDF)
 ○岡 智之(東京学芸大学)
  新村朋美(フリー)
  櫻井千佳子(武蔵野大学)
  小柳 昇(東京外国語大学)
  大塚正之(早稲田大学)
  ディスカッサント:中村芳久(金沢大学)

 第2室(1号館161)
 「百科事典的意味観の射程」 → 概要(PDF)
 ○籾山洋介(名古屋大学)
  李 澤熊(名古屋大学)
  野田大志(東北学院大学)
  梶川克哉(名古屋SKY日本語学校)

 第3室(1号館162)
 「会話の中の文法と認知―相互行為言語学のアプローチ―」 → 概要(PDF)
 ○遠藤智子(日本学術振興会・京都大学)
  横森大輔(日本学術振興会・名古屋大学)
  下谷麻記(関西外国語大学)
  杉浦秀行(茨城大学)

 第4室(1号館163)
 「認知における二元性:言語を中心とした学際的視点」 → 概要(PDF)
 ○Marina Shchepetunina(大阪大学)
  Daria Vinogradova(大阪大学)
  豊田純一(国際基督教大学)

 第5室(1号館164) ※Presentation and Discussion in ENGLISH
 「Corpus-based approaches to English adjectives: Meaning, grammar, and sound」 → 概要(PDF)
 ○渋谷良方(京都外国語大学)
  木山直毅(大阪大学[院])
  Kim Ebensgaard Jensen(Aalborg University)
  Willem Hollmann(Lancaster University)

 第6室(1号館171)
 「認知文法における事態叙述の在り方―「事態」をどのように概念化するか―」 → 概要(PDF)
 ○町田 章(広島大学)
  南 佑亮(神戸女子大学)
  田村幸誠(滋賀大学)
  對馬康博(札幌大学)

  13:20-13:30 開会挨拶(7号館4階741中ホール)

  13:30-15:30 特別講演(7号館4階741中ホール)
    講 師  Professor Raymond W. Gibbs, Jr.(University of California, Santa Cruz)
    演 題  Metaphor Wars: Conceptual Metaphor in Human Life → 概要のPDF版はこちらです
    司 会  辻 幸夫先生(慶應義塾大学)

 Cognitive linguistics is famous for, among many things, its claim that metaphors are a fundamental part of everyday thought and not just purely linguistic, communicative devices that mostly serve ornamental purpose. Since 1980, an enormous body of empirical evidence from cognitive linguistics and related disciplines has emerged detailing how conceptual metaphors underlie significant aspects of language. Conceptual metaphors have been revealed in virtually every language in which metaphor has been studied, and they have been shown to be evident in many nonlinguistic facets of life, including bodily gestures, mathematics, music, art, dance, and various other human actions. In many people’s view, “conceptual metaphor theory” (CMT) is the most dominant theory within the large, diverse multidisciplinary world of metaphor research.
 Despite its influence and popularity, there have been major criticisms of CMT. These negative reactions to the “metaphor-in-thought” thesis have led to a series of battles among metaphor scholars, both within and across academic disciplines, which together constitute the metaphor wars that are the subject of this talk. The major argument in metaphor wars concerns the legitimacy of drawing inferences about human thought and experience from the analysis of what people say and write. How do we really know if a speaker’s metaphoric talk necessarily indicates active metaphoric thought?
  My talk outlines some of the research in support of CMT, describes some of the criticism of the theory, and offers some responses to the negative reactions. I will argue, conceptual metaphors may be emergent products of multiple, nested factors (i.e., biological, historical, cultural, social, cognitive, and linguistic factors), and may interact with many knowledge sources and experiences to create context-sensitive, task-specific metaphoric behaviors in humans. Conceptual metaphor may be an essential ingredient in a comprehensive theory of metaphor, yet it clearly is not the only part of that story.


  16:00-17:45 研究発表(6室同時進行)
    第1発表 16:00-16:35 (発表25分,質疑応答10分・移動時間含む)
    第2発表 16:35-17:10 (         〃        )
    第3発表 17:10-17:45 (         〃        )

第1室(1号館151) ※Presentation and Discussion in ENGLISH
【司会:篠原和子(東京農工大学)】
①鎌倉義士(愛知大学)
“Over revisited: A corpus-based phraseological approach to the semantic network of the preposition”
②豊田純一(国際基督教大学)
“Cognitive perspectives on spatial proximityand expression of time”
③Chiarung Lu (National Taiwan University)
“The interplay between lexical polysemy and cultural model”

第2室(1号館161)
【司会:都築雅子(中京大学)】
①貝森有祐(東京大学[院])
「産出物を伴う結果構文の認知構造」
②小林隆(金沢大学[院])
「談話標識 I mean の使用原理についての認知言語学的考察」
③大西美穂(名古屋短期大学)
「文末表現としての「~たい考えだ」」

第3室(1号館162)
【司会:秋田喜美(大阪大学)】
①陳帥(名古屋大学[院])
「感覚・心理を表すオノマトペの多義性とその動機づけに関する考察」
②大谷友也(大阪大学[院])
「共感覚表現と「五感」の問題について―触覚に関する表現を中心に―」
③菅原崇(岐阜工業高等専門学校)
「擬態語・擬情語の動詞化に関する分析―反復形オノマトペ「する」動詞の頻度をもとに」

第4室(1号館163)
【司会:大瀧幸子(金沢大学)】
①韓涛(名古屋大学[院])
「〈流動体〉のメタファーに関する日中対照研究―〈言葉〉という目標領域を例に―」
②楊明(東京国際ビジネスカレッジ)
「プロファイルの反転にみられる意味役割の切り替え―中国語の結果構文を例に―」
③李麗萍(東北大学[院])
「中国語の新型自動詞受動表現「被自殺」について―使用基盤モデルの視点から―」

第5室(1号館164)
【司会:井元秀剛(大阪大学)】
①岸彩子(青山学院大学[非常勤])
「情報の部分性と全体性―フランス語の『中継の現在形』を巡って」
②出水孝典(神戸学院大学)
「フランス語に訳されない英語の移動動詞―英語動詞 walk の翻訳を題材に―」
③治山純子(慶應義塾大学)
「フランス語の「怒り」に関するメタファー表現・メトニミー表現―類型論的研究を通して―」

第6室(1号館171)
【司会:大橋浩(産業医科大学)】
①森博(東京大学[院])
「複合動詞「V渡る」の意味―メンタル・スペースの観点から―」
②山田彬尭(東京大学[院])
「「間主観性」再考―日本語の「そういえば」をケーススタディに」
③清水啓子(熊本県立大学)
「間主観性、および行為と意図のメトニミー関係からみた行為解説の進行形」

18:10-20:10 懇親会(12号館LIBRE) 参加費は一般・学生とも3,000円です。


9月22日(日)


  9:30-12:35 研究発表(6室同時進行)
    第4発表  9:30-10:05 (発表25分・質疑応答10分、移動時間含む)
    第5発表 10:05-10:40 (        〃         )
    休憩10分
    第6発表 10:50-11:25 (発表25分・質疑応答10分、移動時間含む)
    第7発表 11:25-12:00 (        〃         )

第1室(1号館151) ※Presentation and Discussion in ENGLISH
【司会:菊田千春(同志社大学)】
④奥切恵(東京医療保健大学)
“The Information Status of English Relative Constructions by Japanese Speakers: A Comparison Between Spoken and Written Languages"
⑤Aron Wittfeld(京都大学[院])
““Missing"arguments -Towards a cognitive account of argument structure phenomena in Japanese V-V compound (VVC) formation”

【司会:森貞(福井工業高等専門学校)】
⑥梶原彩子(名古屋大学[院])
「カテゴリー帰属を表すヘッジ表現の働き―名詞修飾表現の考察を通して―」
⑦大関浩美(麗澤大学)
「言語習得データから日本語名詞修飾節を考える―フレーム意味論の観点から―」

第2室(1号館161)
【司会:高橋英光(北海道大学)】
④斎藤珠代(東北大学[院])
「フレーム化類型論における意味的焦点について―機能主義的アプローチ―」
⑤伊藤彰規(神戸大学[院])
「着衣表現から見る客体移動表現の類型論」

【司会:森山新(お茶の水女子大学)】
⑥城野大輔(東京学芸大学[院])
「認知言語学的観点による格助詞・準代名詞の「の」の研究―参照点機能とグラウンディングに注目して―」
⑦田中瑞枝(金沢大学[院])
「格助詞「に」の多義性に関する認知的考察―通時的考察を基盤に―」

第3室(1号館162)
【司会:大月実(大東文化大学)】
④松浦光(名古屋大学[院])
「「晴れる」と「曇る」のメタファー的意味の実現」
⑤阪口慧(東京大学[院])
「「おいしい」「うまい」「まずい」の意味分析再考―フレーム意味論に基づく意味拡張分析に関する一考察―」

【司会:野呂健一(高田短期大学)】
⑥安在珉(京都大学[院])
「日本語の空間名詞「上・下」が表す空間について」
⑦寺崎知之(同志社大学[非常勤])
「空間的分布を表す時間語彙の分類―時間を表す副詞類との関係考察―」

第4室(1号館163)
【司会:徐珉廷(昭和女子大学[非常勤])】
④大神雄一郎(大阪大学[院])
「“認識的変化表現”の意味と認知的基盤―ある種の主観的な変化叙述における表現主体の視点の影響―」
⑤近藤安月子(東京大学大学院)・姫野伴子(明治大学)・足立さゆり(白百合女子大学)
「韓国語母語日本語学習者の事態把握―日韓対照言語調査の結果から―」

【司会:尾谷昌則(法政大学)】
⑥史春花(神戸大学[院])
「音便形複合動詞の意味とV1の意味的・形態的連続性」
⑦高橋勝忠(京都女子大学)
「「~中」の意味と連濁の関係について」

第5室(1号館164)
【司会:荒川洋平(東京外国語大学)】
④平田未季(北海道大学[院])
「指示詞習得におけるコ系の優位性―注意喚起語としてのコ系と尺度推意―」
⑤橋本ゆかり(横浜国立大学大学院)
「日本語を第二言語とする幼児の疑問語使用の否定表現の習得プロセス―用法基盤モデルのピボット・スキーマを援用して―」

【司会:堀田優子(金沢大学)】
⑥島映子(昭和女子大学[院])
「日本語の文理解方略としての視座の転移(displacement)とグラウンディング(grounding)」
⑦名塩征史(北海道大学)
「語りに伴う抽象的な身振り―語りの構成・展開との関連に焦点を当てた事例研究―」

第6室(1号館171)
【司会:川畠嘉美(石川工業高等専門学校)】
④濵上桂菜(大阪大学[院])
「英語不変化詞 down における主体化―「下がる」から「遠ざかる」への意味拡張―」
⑤有光奈美(東洋大学)
「見込みの有無に関する表現の意味理解とその動機づけ―英語における“a slim chance”と“a fat chance”―」

【司会:守屋哲治(金沢大学)】
⑥小笠原清香(立教大学[院])
「意味変化における一方向性の再考―英語強意副詞の脱語彙化とその後の展開―」
⑦大石亨(明星大学)
「再帰的他動詞の意味拡張をもたらす認知機構について―「巻き添えを食う」のはなぜなのか―」

  12:30-13:30 ポスターセッション(3室14件同時進行/全て1号館)

ポスターセッション1室(1号館7階ロビー)
①宮川創(京都大学[院])
「重複語の有契性:言語類型論の視点から」
②舘野昌一(富士ゼロックス株式会社)
「認知言語学的な日本語テキスト分析用ワークベンチの提案」
③諏訪野亜実(北海道大学[院])
「参与者間における共通基盤に不足がある場合の会話に関する一考察」
④斎藤幹樹(京都大学[院])
「視覚情報からの特定的読みの強化―素朴な直感から科学的議論の対象へ―」
⑤浜田啓志(慶應義塾大学[院])
「接頭辞un-の意味構造:名詞を基体に取るパターンに注目しながら」
⑥池上嘉彦(東京大学名誉教授)・山口富蔵(フリー)・守屋三千代(創価大学)・
 Tekmen, AyseNur(アンカラ大学)・百留恵美子(国立高雄第一科技大学)・百留康晴(島根大学)
「<見立て>:送り手と受け手の間での意味創出の営み―文化記号論の試み―」

ポスターセッション2室(1号館165)
⑦中川右也(米子工業高等専門学校)
「“心的距離感”の概念を用いた仮定法表現の指導法―学習英文法への認知言語学の応用―」
⑧遠藤雪枝(清泉女子大学/慶應義塾大学[院])
「空間前置詞の選択に関わる要因」
⑨藤井数馬(沼津工業高等専門学校)
「認知言語学の視点を含んだ英語教育の特長と考慮を有するべき点を整理する―コアを具体例として言語学的/教育的健全性をキーワードに―」
⑩今井隆夫(愛知みずほ大学他[非常勤])
「認知言語学及び教科開発学の観点から言語教育におけるダイナミズムと多様性の扱いを考察」

ポスターセッション3室(1号館166)
⑪張又華(京都大学[院])
「「テシマウ」形式の意味再考―アスペクト的意味と話者の感情・評価との競合について―」
⑫黄愛玲(台湾国立高雄第一科技大學)・葛西洋三(實踐大學)
「禁止を表す「Vテハいけない」と「Vテいけない」への一考察」
⑬伊藤あゆみ(北海道大学[院])
「日本語助数詞とタイ語類別詞の対照から見るモノの捉え方の違い―日本語助数詞「本」の意味拡張をベースに―」
⑭黒田弘美(南山大学[院])
「日中における持ち主の受身の表現方法の違いについて―認知類型論的立場からの考察―」

  14:00-16:40 シンポジウム (7号館4階741中ホール)
 テーマ「認知言語学とコーパス研究」
    講師:赤野一郎先生(京都外国語大学)「コーパス言語学の過去・現在・未来―語彙研究を中心に」
    講師:中本敬子先生(文教大学)「比喩理解・産出プロセスに関する認知科学研究におけるコーパスの利用について」
    講師:プラシャント・パルデシ先生(国立国語研究所)「認知言語学とコーパス研究を応用したネット版日本語基本動詞ハンドブックの開発について」
 司会・講師:李 在鎬先生(筑波大学)「総括と展望―コーパス研究は認知言語学研究に何をもたらすか」

  16:40-16:45 閉会挨拶(7号館4階741中ホール)


全国大会の参加費について

会員(一般・学生共通)

非会員(一般)

非会員(学生)

  参加費

無料

4000

2000

  予稿集

1000

1000

1000

   計

1000

5000

3000

会員の方の参加費は年会費に含まれますので、会費と別に参加費をご納入いただく必要はありません。非会員の方で、参加を希望される方は、上記の参加費(4,000円または2,000円)を下記にお振り込み下さい。その際、氏名、一般・学生の別を備考欄にお書き下さい。

   【会費・参加費用の郵便口座】
    口座名称:日本認知言語学会
    口座番号:00990-0-175250

なお、予稿集については会場受付での現金販売と致します(会員/非会員とも1,000円)。


全国大会期間中の昼食について

 大会1日目(9月21日)は、懇親会会場である LIBRE(12号館)が11時から14時ごろまで開店します。大会2日目(9月22日)は学内の食堂の営業はございません。会場周辺のランチマップを用意する予定です。なお、会場周辺のランチマップ(PDF)はこちらからダウンロードできます。


研究発表およびワークショップに登壇される方へ(投影機器に関するお知らせ)

 研究発表およびワークショップにおいて、パワーポイント等のプログラムを使用して発表される予定の方は、こちらのファイル(2013.8.20版)を必ず事前にご一読下さい。なお、パワーポイント等のプログラムを使用して発表される場合、機器トラブルに備え予稿集のみを用いた発表にも対応できるよう準備いただければ幸いです。


2013年度認知言語学セミナー
 → セミナー当日の資料(PDF)をこちらからダウンロードできるようになりました
 題目: 「言語相対性と認知言語学─文化とことばからこころに迫る─」
 日時: 2013年9月20日(金) 受付は会場内で12時半から
 場所: 京都外国語大学 11号館2階会議室
 講師: 井上京子先生(慶応義塾大学)
 内容: 下記の通り

 本セミナーでは、認知言語学が言語相対論とどこまで考え方を共有し、どこからが異なるのか整理・分析を試みます。チョムスキー理論によって一度は強く否定された言語相対論の問題は、過去30年余りにわたる認知言語学の発展に伴い、徐々に見直されてきました。しかし、その取り上げ方は前提・理論・方法論など研究者によって様々で、研究分野内外でも議論がかみ合っていない場合もあります。そこで今回は、「相対性」をキーワードに、その射程範囲を認知言語学、言語人類学、心理言語学、第二言語習得、言語類型論、社会言語学なども含めた「ことば」を研究対象とする学問分野全般に広げ、お互いの共通点、相違点を比較します。認知言語学研究を志す学部生・大学院生だけでなく、広くことばと人間や、ことばと文化、社会の関係に関心のある方も対象とします。

 時間割: 12:30    受付開始
      13:00-14:30 第1講義(「相対性」の研究の系譜)
      14:30-14:45 休憩
      14:45-16:15 第2講義(言語における「相対性」の研究)
      16:15-16:30 休憩
      16:30-17:00 質疑応答
 講義概要
: 下記の通り

【第1講義】
『「相対性」の研究の系譜』ではまず、20世紀初頭に提唱された文化人類学者フランツ・ボアズの「文化相対説」を発端とした文化研究者による一連の相対主義の主張を概観します。そして、この学問上のスタンスが、その後一世紀にわたる言語研究、たとえば色彩名称、親族名称、空間認知、メタファ、ポライトネス理論などに与えた影響を振り返ります。

【第2講義】
『言語における「相対性」の研究』では、主にアメリカ、オランダ、ドイツ、日本で展開されている認知言語学研究に「相対性」がどのように関わり、今後どういう方向へ進んでいくのかを考えます。


参 加 費: 一般2,000円、学生1,000円
申込方法: 上記参加費を9月13日(金)までに下記の口座に郵便振替にて送付下さい。
      通信欄は「2013セミナー参加費」と明記し、「一般/学生」の別のほか、ご所属とメールアドレスを
      楷書でご記入ください。(下記の口座は年会費の振込先とは異なります)

        【セミナー専用の郵便口座】
         加入者名: 日本認知言語学会セミナー
         口座番号: 00100-4-353389

     なお、今回は定員を100名とさせていただきます。最新の申し込み状況に関しては、適宜、ホームページ上でお知らせします。


第14回全国大会の掲示用ポスター

 第14回全国大会の掲示用のポスターをここからPDFでダウンロードできます。ご協力くださる方は、プリンターで印字し、可能な場所に掲示していただければ幸いです。


第14回全国大会における保育コーナーの開設について

 日本認知言語学会では、第14回全国大会(京都外国語大学)会場内に「保育コーナー」を設置します。保育コーナーの利用を希望される方は、こちら(PDF)をご覧の上、8月31日までに事務局(jcla@kokokoi.com)までお申し込み下さい。


第14回
大会の研究発表・ワークショップ公募について
 第14回全国大会の研究発表およびワークショップの公募日程は下記の通りです。

   発表申し込み期間   2013年4月10日~5月10日
   採否通知       2013年6月中旬
   予稿集原稿締切    2013年7月31日(締切厳守。ただし、普通郵便で送る場合は8月1日までに到着した分まで受け付けます)
   論文集原稿締切    2014年2月28日

研究発表の時間は35分(発表25分、質疑応答10分)です。ワークショップの枠は2時間半から3時間程度の予定です。発表を希望される方は、研究発表・ワークショップの発表要旨を以下の要領で作成の上、ご応募下さい。言語学プロパーの研究のみならず、認知言語学に関わる様々な隣接分野の研究についても歓迎します。必要に応じて、関連分野の専門の方に査読を委託することを含めて対応しますので、ふるってご応募ください。なお、ポスターセッションについては、おって公表します。

1.応募資格
  学会員であること。ただし、応募の時点までに入会手続きをとれば応募は可能です。
  ワークショップの場合は、代表者が会員であれば応募可能です。

2.提出方法【電子メールの場合】
  応募者は、原則として電子メールにて発表内容の要旨を担当者に送信して下さい。

 [A] 電子メールの本文に、「発表タイトル」「登壇者全員の氏名と所属(ファーストオーサーに○印)」
    「登壇者(ファーストオーサーのみ)の連絡先(住所・電話・メールアドレス)」をテキスト形式で書く。
    発表の「要旨」は本文には書かず貼付ファイルとする。電子メールの件名(subject)は、「研究発表申し込み」
    または「ワークショップ申し込み」としてください。
 [B] 発表の「要旨」は、A4判で作成し、発表の「タイトル」「本文」「主要参考文献」の順に書く。
    分量は、研究発表およびワークショップいずれも、日本語の場合は2,000字、英語の場合は800語以内とする。
    この字数(語数)に参考文献は含まない。[B]の書類をPDFファイルにして貼付する。
    [B]には、氏名や、応募者が特定されるような情報を記載しない。

3.英語による発表について
 第14回大会では、英語による発表を推奨します。「英語による発表」では、会場での発表(質疑応答を含む)に際して英語のみを使用し、予稿集と論文集の原稿も英語で作成します。この形式での発表を希望される方は、申し込み時に「英語による発表」とお書き添え下さい。

4.提出方法【普通郵便の場合】
  電子メールを使われない方は、電子メールの場合に準じて、次の2種類の書類を作成し、封書で郵送して下さい。
  [A]は1部、[B]は4部を送って下さい。
  このほか、表面に住所と氏名を書いた返信用(受理通知用)の官製ハガキを1枚同封して下さい。

 [A] A4判の紙1枚に、「研究発表申し込み」または「ワークショップ申し込み」と表題を付け、
    続いて「発表タイトル」「登壇者全員の氏名と所属(ファーストオーサーに○印)」
    「登壇者(ファーストオーサーのみ)の連絡先(住所・電話・メールアドレス)」を書く。
 [B] A4判の紙に「要旨」を作成し、発表の「タイトル」「本文」「主要参考文献」の順に書く。
    分量は、研究発表およびワークショップいずれも、日本語の場合は2,000字、
    英語の場合は800語以内とする。この字数(語数)に参考文献は含まない。
    [B]には、氏名のほか、応募者が特定されるような情報は記載しない。

 採択された場合、応募申し込みのときの要旨(abstract)または予稿集の原稿を大会前にHPで事前公開する予定です。
 応募される方は、あらかじめご承知おきください。

5.注意
  一度受理された申し込みは、発表のタイトルや登壇者等の変更はできません。要旨を差し替えることもできません。研究発表およびワークショップで発表された内容は、翌年発行の『日本認知言語学会論文集』に掲載されますが、その論文集に英語で執筆する場合は、申し込みのときの[B]の書類を英語で作成することが必要です。

6.提出先
  電子メールの場合は、dkboh147[AT]kyoto.zaq.ne.jp へ送ってください。普通郵便で送る場合の送り先は下記です。

    〒612-8522
     京都市伏見区深草藤森町1番地
     京都教育大学教育学部英文学科
     児玉一宏研究室内
     日本認知言語学会(応募受付担当)

 適切に受理されたものは、担当者から電子メールまたは普通郵便で連絡があります。
「応募要旨受理」の返信は迅速にいたします。1週間を過ぎても返信メール・返信ハガキが届かない場合にかぎり、お問い合わせいただくように願います。
 応募受付担当者および事務局は選考には関与しておらず、採否に関する質問も受けかねますのでご了解下さい。

7.提出期間
  電子メールおよび通常郵便いずれも、2013年4月10日~5月10日(最終日までに必着厳守)。

8.結果通知
  査読委員会にて厳正に選考の上、応募者に対して6月中旬を目処に電子メールまたは普通郵便にて合否を連絡しますが、多少、通知が遅れる場合もあります。合格になった方は、期限までに『予稿集』に掲載する原稿をご提出いただきますので、あらかじめご承知おき下さい。なお、プログラム編成は、全国大会実行委員会に一任いただくこととし、個別のご要望にはお応えできませんので、ご了承下さい。


日本
認知言語学会全国大会の応募に関するお知らせ

(1)応募資格について
 会費が3年連続未納で督促しても納入のない場合は、名簿から削除することになりました。その場合、研究発表の申し込みはできません。確認が必要な方は事務局(庶務)までお問い合わせ下さい。会費納入が確認され次第、名簿に再掲載され、応募することが可能になります。また、研究発表ではファーストオーサー、ワークショップでは代表者が会員であれば、他の発表者は会員である必要はありません(非会員は、ワークショップの登壇者であっても大会参加費が必要です)。

(2)申し込み件数の上限について
 研究発表等の応募において、1人が多くの発表に加わることはプログラムの編成に不都合を生じさせることがあるため、理事会での協議の結果、第7回全国大会から申し込み件数に、制限を設けることになりました。

   ① 応募できるプログラムは「研究発表」「ワークショップ」のうち、1人最大2件までとする。
     複数のプログラムに応募する場合は「研究発表2件」または「研究発表1件とワークショップ1件」の
     いずれかとする。
   ② ただし、「研究発表のファーストオーサー」または「ワークショップの代表者」になれるのは、
     そのうち1件のみとする。
   ③「ポスターセッション」については、応募期間が「研究発表」および「ワークショップ」の採否結果通知後で
     あるため、次のような扱いとなる。

     ・「研究発表2件」または「研究発表1件とワークショップ1件」が採択されている場合は、
      「ポスターセッション」には応募できない。
     ・「研究発表のファーストオーサー」または「ワークショップの代表者」としてどちらかが採択されている
       場合、「ポスターセッションのファーストオーサー」としては応募できない。「ファーストオーサー」
       以外であれば1件のみ応募できる。
     ・「研究発表のファーストオーサー以外」または「ワークショップの代表者以外」としてどちらかが採択されて
       いる場合、「ポスターセッション」に1件のみ応募できる。「ファーストオーサー」であっても可。

単独の研究発表では自動的にファーストオーサーとなります。また、ワークショップで、代表者(司会者)が発表者を兼ねることは差し支えありません。また、ワークショップへのディスカッサント(研究発表をしないコメンテーター)としての登壇も1人1件のみといたします。なお、シンポジウムへの登壇は、公募ではないことから別枠扱いとします。この条件を越えて申し込みがあった場合は、申し込みが無効になりますので、十分にご注意下さい。

(3)タイトルと登壇者の確定について
 研究発表もワークショップも、予稿集や論文集に掲載される原稿では、発表申し込みのときとタイトルや発表者を変更することはできません。そのような変更が起きないよう事前に十分ご確認ください。

(4)所属の表示について
 所属の表示について、教員の方の中には大学院重点化等により所属が「大学院」になっている方もおられますので、次の表記によって大学院生と区別することにします。

  ・一般会員で大学院に教職員として所属している場合......................○○大学大学院
  ・一般会員で学部やセンター等に教職員として所属している場合............○○大学
  ・一般会員で所属のない方..............................................フリー
  ・学生会員で大学院に学生(研究生等を含む)として所属している場合........○○大学[院]
  ・学生会員で学部に学生(研究生等を含む)として所属している場合..........○○大学[学部]


第14回全国大会におけるポスターセッションの募集について

 ポスターセッションは、学会会場内にポスターセッション用に設けたスペースにポスターを掲示し、来場者の質問に答える形で研究内容を発表するものです。第14回全国大会でのポスターセッションは、大会2日目(9月22日)の昼休みに催されます。質疑応答時間は12時~14時の間の60分程度を予定しています。
 ポスターセッションの公募と選考は、研究発表、ワークショップとは別枠で行われるので、それらとは独立に応募することができますが、「研究発表」および「ワークショップ」に採択され、かつ、「ポスターセッション」に応募する場合は、以下の点に注意してください。

【応募に関する注意事項】
 a.「研究発表2件」または「研究発表1件とワークショップ1件」が採択されている場合は、「ポスターセッション」には応募できません。
 b.「研究発表のファーストオーサー」または「ワークショップの代表者」としてどちらかが採択されている場合、
  「ポスターセッションのファーストオーサー」としては応募できません。「ファーストオーサー」以外であれば1件のみ応募できます。
 c.「研究発表のファーストオーサー以外」または「ワークショップの代表者以外」としてどちらかが採択されている場合、
  「ポスターセッション」には1件のみ応募できます(「ファーストオーサー」でも可)。

 発表を希望される方はこちらの応募要領(PDF)に従って、2013年7月1日(月)~7月7日(日)の間に電子メールでお申し込み下さい。
 送信先は、研究発表、ワークショップへの申込先と異なりますので、ご注意下さい。


第14回
全国大会実行委員会
  ◎森雄一(成蹊大学)
  ○荒川洋平(東京外国語大学)
  ○小熊 猛(宮崎大学)
   有薗智美(名古屋学院大学)
   伊藤健人(群馬県立女子大学)
   伊藤理英(関西外国語大学)
   井上加寿子(関西国際大学)
   大谷直輝(京都府立大学)
   金丸敏幸(京都大学)
   黒滝真理子(日本大学)
   眞田敬介(札幌学院大学)
   笠貫葉子(日本大学)
   高橋圭介(福島高専)
   高嶋由布子(日本学術振興会特別研究員)
   谷みゆき(中央大学)
   田村敏広(静岡大学)
   田村幸誠(滋賀大学)
   對馬康博(札幌大学)
   仲本康一郎(山梨大学)
   野田大志(東北学院大学)
   長谷部陽一郎(同志社大学)
   深田 智(京都工芸繊維大学)
   古牧久典(杏林大学[非])
   町田 章(広島大学)
   村尾治彦(熊本県立大学)
   八木健太郎(中央学院大学)


第14回開催校実行委員会
  ◎野澤 元(京都外国語大学)
   吉川裕介(京都外国語大学[非])


第14回全国大会
の開催校と期日の決定
 第14回全国大会(2013年度)の開催校と期日が決まりました。

  会場: 京都外国語大学(京都市右京区) アクセスはこちらをご覧下さい。
  期日: 2013年9月21日(土)~22日(日)

シンポジウムや特別講演等の内容は、詳細が決まり次第、随時、このホームページ上でお知らせします。
大会に先立ち、9月20日(金)に認知言語学セミナーを開催する予定です。